今回は図解 眠れなくなるほど面白い脳の話をご紹介いたします。
あなたは、なぜ、頭が悪いのか?と思ったことはありませんか?
どうしたら、頭が良くなるのか?
と考えたことはありませんか
まずは脳を知りましょう。
この本では、その答えに近づける一歩が書かれている本になります。
目次
〇作者紹介
茂木健一郎 氏
〇書評
この本では、まず、脳の機能について学びます。
そのうえで、
意識が生まれる理由
一目ぼれはどうして起こる?
などのことを学び、脳について面白く解説してくれる本になります。
その中からいくつかご紹介したいと思います。
1、自分が望むように脳を変えることはできるのか?
結論は、
脳は意欲する方向に変化するので、
できるという回答になるそうです。
脳の回路の指揮は前頭葉、その中の前頭前野が司るらしいのですが、欲望に従い、脳の中の様々な回路を上げ下げするようです。
これは、音楽家を目指す人は、音楽家の脳に変わるそうです。そして、プロの音楽家に変わっていくそうです。
これは、学者も職人も一緒だそうです。
そのため、
意欲的に行動することで、
脳は変わっていくとのことです。
もし、毎日流されて生活をしてしまうと、怠惰な結果が待つことでしょう。
もし、何か目標を持って行動をすると、それを脳がさらにサポートしてくれると考えてよいと思います。脳もその方向に向かうということらしいです。
この目標について、目指す行動は調べることでも、良い刺激になるそうです。何か行動を起こすことは非常に大きな成果につながるそうです。
ちなみに、たまにあるのですが、私は年だから、子供じゃないんだから、そもそも脳は成長しないだろうという人もいますが、
脳の発達には年齢制限がないことが科学的にわかっています。
恐ろしいことにいくつになっても成長するのですが、新しいことに挑戦しなければ、成長はないのです。
いい大人が新しいチャレンジをしていることは、思うところがありますが、それでも新しいことにチャレンジをすることで、脳は柔軟な考えをすることができるようになるそうです。
脳は
自分が望むように、脳を変えることができます。
意欲する方向に脳は進化することができる。
目標をもって行動しよう。
脳は
いくつになっても成長することができる
成長のこつは新しいことをすること
意欲をもって新しいことに挑戦をしていきましょう。
2、地頭を良くする方法
地頭を良くする方法ですが、
この本では頭が良いとはどういうことかということから定義をしています。
人間は他の動物と比較すると様々な能力がが劣る傾向にあるそうです。
ただ、それでも人は現在の文明を作ることができました。
現代での頭の良さは以下に定義されるそうです。
頭の良さ=他人とうまくやる事
他人と心を通じ合わせて他人と協力することが大事だといわれています。
これは、頭の良さと社会性は密接にかかわっているそうです。
人には他人の心を読むとは言いませんが、推し量ることに優れた人がいます。
これを専門用語で心の理論といいます。
これは、現在の機械やAIには備わっていない機能だといえます。
優れた人、頭の良い人は、この心の理論が優れており、人と協力しお互いに成長し、成功をつかむことができる人といえると思います。
そのため、動物と比較して様々な能力が劣る人間の数少ない、あるいは唯一の長所を生かすことこそ頭の良い人ともいえるそうです。
頭の良い人は他人の心を推し量ること、空気を読むこと、あるいは相手の心を読むときに
脳は2つの機能を使います。
脳の2つの機能
1つは、シミュレーション学習です。
自分の心のプロセスを、相手の心のプロセスと重ね合わせることで、
相手の心理を推し量る事
2つは、他人の行動学習です。
他人の行動をパターン化で学習することです。
人間観察をすることもこれに当たるようですが、
相手の行動から心理を類推するそうです。
これにより空気を読むことや相手の心を読むということは
他人の心のシミュレーション
他人の行動観察の結果
により考えて行動をしているにすぎないと分析することができるそうです。
この能力の高い人を脳科学では頭の良い人ととらえるのだそうです。
そのうえで、地頭をどうするべき
さる心理学者はこう語ります。
人間にはg因子というものがあり、
このg因子が高い人が学力が高いということを統計的に見つけたそうです。
そのため、g因子が高い人ほど頭がいいという話があるそうです。
これは、さらにいうとg因子が高い人は集中力の回路がよく働くのだそうです。
そのため、物事に対して集中でき、結果をだすことに優れているそうです。
この集中力を鍛え、物事に真剣にすぐ取り組む、あるいは長期で高いパフォーマンスで集中して取り組む方法が地頭を良くする方法といえます。
では、集中力をどうあげるか
これは以下の手段が考えられます。
集中力を上げる方法
1、勉強するときにはいきなりトップスピードでやる
これは、作者はいきなりトップスピードでやれ、ということを子供たちにつたえ勉強させているそうです。最初は難しいそうです。急ぐこと、早く正確にやることを繰り返すことにより効率が劇的に上がるそうです。
2、ノイズのあるところで仕事をする
ノイズのあるところ、これは、例えば、カフェやファミレスでもよいかもしれません。
あるいは、家族の居る居間でもよいかもしれません。
東大の合格者の多くは当時居間で勉強したというデータもあり、
ノイズがあるところでの勉強には統計学的にも一考の余地があるかもしれません。
脳科学的には前頭葉はどんな場所でも瞬間的に集中ができるように設計されており、集中するべき時にいつでも集中するというくせを脳に植え付けていくのです。
3、ルーティンの中に自分を入れる
集中するべき時に集中をするためにルーティンを組むことが大事だそうです。
これは、例えば、
新しい仕事をするときは
・ネットで検索をする
・パソコンで成功するストーリを書き出す
など、決まった行動を癖づけることにより、集中をするように、この行動をしたら脳にインプットしていくのです。
いわゆるスポーツ選手の靴紐は最後に結ぶなど、瞬間的に集中力を高めることがポイントです。
4、タイムプレッシャーをかける
これは、時間を決めて、それを超えるスピードで対応をすることを指しています。
いわゆるアスリートが限界を超えたトレーニングをするのと似たようなところがあるそうです。
これを徹底的に繰り返すそうです。
例えば、問題集を解くときに時間を決め、1つの問題に時間をかけて取り組むのではなく、
次から次へとわかる問題をとくようにする
これがポイントだそうです。
制限時間をかけて早く終わらせるようにすることは集中力を高めることにつながるそうです。
現在の脳科学では頭の良い人とは
他人と心を通してうまくやっていける人のこと
地頭をよくする方法は前頭葉の集中力の回路を鍛えること
集中力を鍛える方法ですが
1、勉強するときはいきなりトップスピードでやる
2、ノイズのあるところで仕事をする
3、ルーティンの中に自分を入れる
4、タイムプレッシャーをかける
これが、地頭を良くする方法になります。
3、能力を最大限に高まる方法
ここでは脳の力を最大限に発揮するために以下の方法です。
脳の力を発揮する方法
1、新しいことに挑戦すること
どんなに小さなことでも新しいことに挑戦すると脳の神経物質ドーパミンがでて、
回路が強化されるそうです。そして、脳の回路が強化される強化学習をするそうです。
これは、子供が苦手なことをやり遂げ、大人がほめると喜び、大きな効果をその後ももたらすのは、この働きによるところが大きいです。
2、ゲーミフィケーション
強化学習に必要なことがあります。
これはゲームの要素を用意することが必要です。
これはタイムプレッシャーも一緒です。
ゲームのようにタイムをクリアすることが強化学習に使えます。
これは、本来子供にわからないようにやる方法らしいのですが、
あなたが、自分のために理解し、遊び心をもってゲーミフィケーション
をするとよいでしょう。
ちなみにゲーミフィケーションにポイントがあり
ゲーミフィケーションのポイント
1、目標を明確にする。
これは達成する目標を決めましょう。
正直なんでもいいのですが、
達成できるぎりぎりの目標を作ることがポイントです。
企画書を2本つくる
30分で英単語30個暗記する
こんなことでも十分OKです。
2、小さなご褒美を設定する。
目標を決めたら、それを達成したことによるご褒美を用意することが必要です。
極論ですが、企画書を2本作ったら、休憩して、甘いものを食べる
英単語を覚えたら、SNSを見る
などのことです。
達成後に楽しみが待っていること
これが大事だそうです。
3、生の体験をすること
生の体験のいいところは記憶整理ができるからです。
生の体験はユニークな特性があり、ノイズがあるといえるそうです。
これは、本を読むと整理され、簡潔に書かれているため、これはすごく大事なことです。
一方で、生の体験は達成するために考え、ひょっとしたら、余分なことをしたかもしれませんが、その考えたこと、プロセスが大事であり、結果として、こうすればよかったと思いいたるような整理を行うことが大事だそうです。
人間の人生の記憶は側頭葉に蓄えられ、徐々に編集されるのだそうです。
この記憶の整理が脳の成長につながるともいえるそうです。
脳は長い経験を整理し続ける機能があるそうです。
人はふと思い出すことがあるそうです。これは脳の整理の結果のたまものです。
能力を最大限に高める方法は
・新しいことに挑戦すること
→それによりドーパミンが分泌されて強化学習が起こる
・ゲーミフィケーション
→強化学習にとって重要なキーワードは
ゲーミフィケーション
これを日々の仕事に生かすことが効率を上げる方法です。
・生の体験をすること
生の体験をすることで、記憶が整理され、それが
脳の能力を引き上げることにつながります。
4、最近言われるマインドフルネスが脳にいい理由
マインドフルネスつまり迷走をすることで、
集中力を上げることができ
脳の働きが良くなる
ということ言われています。
なぜ、これは脳に良いかを確認してきましょう。
マインドフルネスが脳にいいのは、今ここに注意をむけて、BMNを生むからです。
人は6万回も思考をしているそうです。これは、脳が勝手にやっていることがほとんどなのだそうですが、
これをほっとくと、思考や感情が自動操縦状態が続き、未来に対して不安になる。
過去の出来事を公開することにつながる事さえあるそうです。
そこで、マインドフルネスをすることで、
今ここにあることに集中することができ思考を判断する必要がなくなるそうです。
それにより、自分自身が落ち着きを取り戻すなど、不安の払しょくを含めメリットが出てくるそうです。
マインドフルネスをすることにより脳にどんなことが起こるのか、これが
デフォルト・モード・ネットワーク(DMN)です。
このDMNは我々がぼーっとしているときに活性化する脳の経路のことです。
これは、脳の中の整理をしてくれる経路で、いわゆる脳のお掃除係だそうです。ストレス解消、につながるのだそうです。
このDMN機能を使うには、意識的にぼーっとした状態を作る必要があるそうです。
そこでマインドフルネスが役立ちます。
マインドフルネスを行っているときは、何かを考えているわけではなく、脳がアイドリング状態になりDMN機能を使いやすくなります。これにより
脳のメンテナンスを行え、
ストレス解消
気づきをえる
創造性を高めることができるそうです。
マインドフルネスが脳にいい理由は
脳の様々な領域を調節し、情報や感情などを整理整頓する働きがあるDMNを
活性化させるからです。
まとめ
1、自分が望むように脳を変えることはできるか?
できます。
2、地頭を良くする方法
人の心を推し量り、社会性をあげ、集中力を高めましょう。
3、能力を最大限に高める方法
集中力を高める訓練をしましょう。
ゲーミフィケーションを取り入れ、パフォーマンスを上げていきましょう。
4、マインドフルネスが脳にいい理由
日々、瞑想を行うことで、
脳の整理を行っていきましょう。
このことを行い地頭を鍛えていきましょう。
それでは