今回は「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる 「繊細さん」の本をご紹介致します。
あなたは、こんなことがありませんか?
まわりに機嫌悪い人がいるだけで緊張する
相手が気を悪すると思うと断れない
疲れやすく、ストレスが体調に出やすい
こんなあなたは、きっと優しい人なのでしょう。
今回は優しいあなた、この本では繊細なあなたに読んでほしい本になります。
さて、繊細なあなたに知ってほしい、繊細な方とそうでない方は体の仕組みが違う、ということを理解してください。繊細なあなたはこれはもう能力を持っているといっていいほどの特性を備えている人なのです。
繊細な方は外部の刺激などストレスに対して敏感である、なぜならば、そのストレスホルモンが多く分泌される仕組みをより強く持っています。そのため、強く感じてしまうのです。これは、生まれつきの能力になります。
繊細なあなた、これは、あなたの性格によるものではありません。身体能力の結果でしかありません。だから、あなたが性格などを原因に悩む必要はありません。
敏感に反応をするのはホルモンが出ているからです。
だからしょうがないのです。
さて、では、どうやってうまくいきるのか、それをこの本を読んで理解を深め、少しでも楽に生きるために使ってほしいのです。
もし、繊細であることに心あたりがあるようでしたら、一度本に手に取ってください。
目次
作者紹介
武田友紀 氏
日本で数少ないHSP専門カウンセラー。自身もHSPである。九州大学工学部機械航空工学科卒。大手メーカーで研究開発に従事後、分析力とHSP気質を活かしてカウンセラーとして独立。全国のHSPから寄せられる相談をもとに、HSPならではの人間関係や幸せに活躍できる仕事の選び方を研究。HSPの心の仕組みを大切にしたカウンセリングとHSP向け適職診断が評判を呼び、日本全国から相談者が訪れている方です。
本の内容
「まわりに機嫌悪い人がいるだけで緊張する」「相手が気を悪すると思うと断れない」「疲れやすく、ストレスが体調に出やすい」「細かいところまで気づいてしまい、仕事に時間がかかる」そんな「繊細さん」たちから、「人間関係も仕事もラクになった!」と大評判。予約殺到の「HSP(とても敏感な人)専門カウンセラー」が教える初めての本!
優しいあなたに読んでほしい、疲れないための本になります。
書評
今回も、この本のポイントをいくつかご紹介したいと思います。
前提の話
まず、前提の話になるのですが、
上の話に書いた
「職場で機嫌の悪い人がいると気になる」
「人と長時間一緒にいると、疲れてしまう」
「小さなミスに気づいて仕事に時間がかかる」
このような、些細なことを敏感に察知する、感じやすい人です。
気にするほどじゃないとわかっていても、気になって仕方がない、気になっている自分を他人に悟られている気もして、どうにもならないループにはまってしまう。 このような人がまさに繊細さんです。
本書によるとこれらの例は「性格によるものと誤解されてきました」と書かれています。
実は、この繊細な方の反応は科学的根拠に裏付けられた反応であることが分かり、繊細だなという言葉で片付けていいほど簡単な理由でないことが分かってきました。
これは、「エイレン・アーロン博士が行った調査により、『生まれつき繊細な人』が5人に1人の割合で存在することがわかってきました」。
アーロン博士は1996年、そのような人をHSP(Highly Sensitive Person)と名付け、研究を続けています。
そう、HSP(本書では以下「繊細さん」と呼びます)は「脳の神経システムが刺激に反応しやすい」のです。「繊細さんが小さなことに気づくのはごく自然なこと」。その反応は当然であり、決して自信を失ったり、落ち込む必要はまったくありません。
繊細さんは当然の反応であることを改めて理解をしていきましょう。
さて、この本ではこの繊細な方がどうやって、うまく生きるか?正確には少しでも楽に生きるためにどうするかが書かれています。
周りは鈍感な人しかいません
さて、繊細な人の特徴は上でさんざん書きましたが、
繊細なあなたは察しすぎるきらいがありますよね。そして、考えすぎるきらいもあると思います。
そんな、あなたに知ってほしい、
まず、周りの人は、あなた以上に思っている以上に超鈍感です。
あなたは、こう思ったことはありませんか?
自分がこれだけ忙しいのに、だれも察してくれない、助けにこないどころか、声をかけにすらこない、あまりにも周りを無視する、無関心な人が多い
と考えたことはないでしょうか
・・・残念なことですが、周りの人は、あなたほど察する能力は鋭くありません。なんだったら、鈍感です。鋭いどころか鈍いのです。というかもっというとそんな能力なんかない人ばかりと考えるべきかもしれません。
だから、という言い方は酷ですが、あなたを助けることができないのです。なぜならば、きづいてすらいない程度の人ばかりが実情です。
どうも5人に1人くらいは、繊細な方がいるらしいのですが、それでも気づく人は少ないのではないでしょうか、それが遺憾ながら現実のようです。
だから、まずは、察してくれない周りを恨むのはやめましょう。周りはあなたほど察する能力が優れていない、だからこそ、察してもらうことは難しいのです。
これは、上でも話しましたが、脳の仕組みが違うためしょうがないとしか言えないのです。
これは、ぜひ覚えておいてください。周りはあなたを見捨てたわけではありません。気づいていない、察する能力がないだけなのです。
さて繊細なあなたには、自らを守る為に以下のことをすることを知ってほしいのです。
自分を守る為に日ごろから物理的に遮断をする手段を知っておくこと
さて、その中で、繊細なあなたが、周りからの情報に押しつぶされそうであれば、あるいは、周りの情報が多すぎるとかんじたのであれば、物理的に遮断しましょう。
光に敏感な人、音に敏感な人、人の心を察しやすい人は疲れやすい人
繊細なあなたに必要なことは以下のことです。
サングラスで、目に関わるあらゆるもの、光ですら、隠すこと
耳栓で雑音など、よけない情報をシャットアウトすること
ノイズキャンセルで些細な音ですらカットすること
さらに、休日を事前にとるなど、休みを取ることを工夫しましょう。
刺激に対しては今の技術で多少の対抗措置がとれるものがあります。それを駆使しましょう。日頃からでも、ちょっとしたときにでも構いません。余裕を持ちましょう。正確には余裕を作るのです。
さらに人の気持ちを察しやすいあなたは、ほかの人に比べて圧倒的に疲れやすいのです。何かをすることが決まっていれば、翌日や前日から休むなどコンディションを整えるための対応を行ってください。
相手との間に線をひくこと
上でも少し書きましたが、人について察しやすいあなたは、共感しやすいはずです。
だからこそ、疲れやすい、時にその能力は大きな力をふるい、あなたを助ける反面、その代償は大きいのではないでしょうか?
だからこそ、あなたは、人との間に線を自ら引くべきです。一線を引くことが非常に大事です。
この傾向がある人はより意識してください。
相手の話を聞きすぎてのめりこんだ傾向がある
くらい話、つらい話を聞いて、自ら感じ入ってしまったとすれば、よりそれは顕著です。
一線を引いて人に接してください。
そして、この線を引くことですが、もし、その能力が高すぎる人は
物理的に線を引きましょう。例えば、相手との間にペンを置くなど、相手に対して失礼の内容に配慮があるように、あなたにしかわからないように、線を引くしぐさや合図、アイテムを作って実行をしましょう。あなた自身を守る為に色々と検討してください。
この例えば、ペンを置くという手段をするだけで、あなたの受けるダメージや相手との一線を引いている意識をもつことは、非常に有効です。
繊細なあなたを守るためのが具体的な話になりますので、ぜひ検討してください。
人を助けやすいあなた、相手を見定めてみましょう。相手の状態はShouldなのか、Wantなのか
あなたは、優しい人ですよね。察しやすく、相手の状態が分かるからこそ、良く人を助けると思います。むしろ尊敬に値する人であると思います。
ただ、自分を守るという意味においては、危険な特性を持っていると思ってください。助けるべき人を見極めないと大変なことになるかもしれません。
その見極めるべき状態が上の
Shouldなのか
Wantなのか
これです。
これは、あくまでも自分がどうなのかという視点です。
それは、しなければいけないことなのか、それとも、あなたがしたいことなのか
それによって、行動は明確に分けるべきです。義務感にかられることも必要なことではありますが、あなたの意思はどこにあるか、それは、もっと大事です。
本音は抑えなくていいよ
そして、あなたに知ってほしいのが、
本音は抑えなくていいよ
これです。日頃から顔にも出さず、声にも出さず、態度にまでだしていない、我慢してしまうあなたは、逆に言っていいのですよ。
たまに本音を言うくらいがきっとちょうどいいと思います。
これは、頼んでいいよということです。
自分ごときがとか、自分が頼んでいいのかということを考えてしまう、優しいあなたですが、逆にこれは、あなたの問題であると考えていいかもしれません。
少しずつ本音を出して、相手の様子をみて、対応をしていきましょう。
本当に少しずつ出すことで、練習をしていきましょう。
我慢している、あなたは本音をいっていいのですよ。
まとめ
繊細は性格ではないのです。だからそれを原因に気に病む必要はありません。
その身体的な特徴を受け入れる、むしろ利用することも一案であります。
その上で、多くの人は鈍感で、あなたにきづくことができない、助けてくれないのではありません。そもそも気づくことすらできないのです。
それを知っておきましょう。
そのうえで、
繊細なあなた、防衛手段を用意しておきましょう。
光や音であれば、サングラスや耳栓などの対抗手段を
ひととのかかわりであれば、そもそも休むことをすること、設定することこれが大事です。
その上で、物理的にも相手に線引きをすることをして、相手の話に引き込まれないようにする、あるいは客観性をもつことも覚えておいてください。
その上で、本音を少しずつ言っていきましょう。
何かお願いすることでもOKです。
あなたの意見を少しずつやっていきましょう。大丈夫察することが得意なあなたであれば、その察する能力を使えば、よりうまくできるはずです。
あなたは本音を言っていいのです。
この本を読んで、自分が繊細な人間ではないことを知る反面、こんなに苦しんでいる人が多くいることを知りました。
その中で、私ごときが適当なことを言いますが、本音を言っていいし、頼ってもいいと思うし、助けを呼んでいいと思います。
一声かけていいとおもいますよ。
その後どうするかは相手次第ですが、あなたが本音を言わない理由はありません。
あなたらしく生きるためにぜひ周りを頼って使っていきましょう。
そして、最後に改めて、
この本を読んで、あなたの繊細さという能力を知っていき、
あなた人生を良くして言ってください。
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それでは