今回は「捨てる。手を抜く。考えない。月460時間労働から抜け出した私の方法」をご紹介致します。
目次
作者紹介
本の内容
本の最初を一部抜粋しています。
作者曰くになりますが
思考、コミュニケーション、マネジメント、資料作成、情報収集……
月460時間労働から抜け出した「ラクして速い仕事術」を一挙公開!!!
僕は社畜時代を通して、ほとんどの仕事術を「量稽古」で身につけてきました。
もちろん、量をこなさなければ伸びない力もあるのですが、本書では血と涙と汗をできるだけかかずに済むノウハウを中心に選びました。
これらを実践することで、AIやテクノロジーが猛スピードで発展している現代を生きるうえで本当に必要な、人間にしかできない仕事力を養えるはずです。
また、ご自身が抱える業務のなかで、「何がムダなのか?」「効率化して成果を出すためにはどうすべきか?」という問いに対する根本的な回答が見出せるでしょう。
社畜で頑張っていた、作者が語る、仕事術とコミュニケーション術等等が書かれた本になります。
書評
さて、仕事に追われていて苦しんでいる方、あるいは仕事が遅い方に酷なことを語りますが、
仕事に追われて苦しんでいることを、誰かのせいにしてもしょうがないのが実情だと思います。仕事が遅いことも同様です。
仕事が遅いことにも理由があり、仕事に追われることも理由がある。
そこで、できることは、仕事に無駄があると考え、効率的にやること
正確には、余計なものを捨てること、そして、本当に必要なことに時間を費やすことだと思います。
そして、仕事が遅い理由から確認をしてきましょう。
仕事が遅い理由、無駄の要因は以下の2つです。
1、考える
2、コミュニケーション
にあると作者は教えてくれます。
では以下解説です。
1、考える
コチラの解説ですが
あなたは、考えることに時間を割いていませんか?
これはこういいましょうか、手を止めて考えていませんか?
考える時間を作り、考える場所を作り、考えるための準備をしていませんか?
これは決して無駄といいたいわけではないのですが、
この本を読んでいると考えることがムダと書いてあるように見えます。
極論ですが、仕事では、
人に聞く、自分で調べる
これらの方が圧倒的に早いことが多いです。
それが、できれば、苦労しない・・・、コミュニケーションの問題がでるなど
苦労があるかもしれませんが、その前提を乗り越えることができれば、確実に早くなる手段だと思いません?
特に、
・手段、手法
・優先順位
・目標設定
この3つに対する考える時間は削り落とすことをおすすめします。
なぜ、こう書くのか
それは、
最善の方法を考える時、自分の狭い知識の範囲だけで探すより、人から聞いたり、PCで検索をしたほうが、新しい価値観を取り入れることができる上、多くの情報をより早く知ることができます。
手段手法に関しては、まったく考えなくて良い!!!
とまでは、言わないのですが、日々の業務に関して言えば、そこまで優先順位は大切ではないでしょう。
ルーチンワークはさっさとこなした方がよい、やっているうちに優先順位ができるという乱暴な言い方でもいいかもしれません。
優先順位を考えるよりも、
時間を軸に考える癖をつけるといいかもしれません。
早く終わるモノ、時間のかかるモノ、時間に制約または拘束の受けるモノ
この3つ程度に分けて、スケジュールを組むといいかもしれません。
自分自身のその日のタスクを把握できれば十分であると考えましょう。
必要以上に考えるのは一旦やめてみましょう。
目標設定は大事ですが、時間をかけてまで設定するものでもないと思います。
例えば、旅行等の場合ですが、
目的地は明確でなければ、たどり着くことはできません。
ただ、ビジネスには、スタート時点で描いていたゴールと最終的にたどり着いたゴールは違うことは多々ありませんか?
残念ながら、ビジネスの仕事はやりながら、答えが変わることがよくあるため、
場合によってはインスピレーションなどをもとにこなすことも必要かもしれません。
進みながら、最善のゴールを目指す、あるいはゴールを作るため、
進む前にゴールの設定はムダかもしれません。
青写真を描くことや、道を描くことは必要かもしれませんが、
目標設定は場合によってはムダとなるかもしれません。
これらのことから、考えることはムダであるということをお伝えさせていただきました。
ちなみに、考えることと書いていますが、この本では、頭を使おうとしている人ほど仕事が遅いということから、書かせていただきました。
2、コミュニケーション
現在はコロナが進み、リモートワークが進み、コミュニケーションが難しいといわれている昨今、この本では、当然この答えがかいているわけではありません。
ただ、
そのヒントになることが書かれていることを感じます。
また、昨今のある一定層の考えていることについて、そのコミュニケーションの取り方に関しても教えてくれているように感じます。
さて、本題に入りますが
仕事で人とかかわりは必要不可欠です。
ただし、かなり無駄なコミュニケーションも存在しているのも事実だと思います。
この本では以下の点が特にムダといっていると感じました。
それは、
1、情報共有
2、メールの管理
これです。
1、情報共有のムダ
これは、情報共有は必要なのですが、それを実行する手段がムダというか、やり方を間違えるとムダの権化になるということです。
情報共有を自動的にできる仕組みやルールを作っておくことで、これを回避できると思います。この仕組みづくりは大切です。
もし、これができないのであれば、共有する情報を簡単に伝える方法をとりましょう。
昨今安易なことかもしれませんが、やっていることや、情報を写真にして送るなど、文書を書くことや、ムダに考えることを可能な限りさけ、情報を伝える手段を行いましょう。
これは、メールなどの対応です。今時メールのみを語るのも時代錯誤かもしれませんが、例えば、返信したメールは削除するなどの対応をとることや、officeのチャットのように、履歴を簡単にたどれるものを使い、作業の確認ややっていないタスクや情報のごみともいうべきものを無くすと良いかもしれません。
メールをフォルダ管理することも良いかもしれませんし、無駄なメールを削除するようにすることで、必要なメールにたどり着ける。あるいはチャットであれば、簡単に探せるなどの対応をとることで、無駄を減らせるかもしれません。一部はシステムに頼る部分が多いかもしれませんが、あなたの工夫でできるのであれば、推し進めても良いかもしれません。
あなたが、管理者のポストにたどり着いていれば、システムの導入の実施もありでしょう。さらには、仕事を丸投げする、報告させてそれを添削するなどの仕事をすることで、あなたの時間は飛躍的に増えると思います。
丸投げをすることで、部下は育ち、あなたは時間が増えます。心情的に思うところはあると思いますが、実は、効率的なことなのです。あなたにとっては・・・
仕事を丸投げする際も、支持をするのはやめましょう。部下が考えることが必要です。もし経験のまったくない部下、少し任せて思いつかないのであれば、最初は教えてもいいかもしれません。ただ、あなたが手取り足取り教えることで、あなたの時間は減り、部下は無能に近づきます。考える材料を与えることは必要です。経験をさせることも必要です。しかし必要に繰り返す必要はないですよね。あくまでも報告をさせ、その確認をすることで、あなたの時間は効率的になると思います。
まとめ
今回はムダを省くことを中心に書かせてもらいました。
考えること・コミュニケーションはムダである。
考えることであれば、手段、目標、優先順位は考えるのではなく、人からパクる、なんなら答えをみつけてそれをまねること
コミュニケーションであれば、メールや情報共有の手段を見直すこと、あなたが上司であれば、丸投げ、報告の添削などを多用すること
こんなことを抜粋しました。
ちなみにですが、この本の真価はこんな浅くはありません。
もったいないですが、孫社長のエピソードはカットしてしまいましたが、これはこれで興味深いです。
アイデアについてや、効率についてなど、実に幅広いことが書かれています。
ぜひ、このことで興味を持っていただいたら、本書を読んでみてください。
確実にあなたの仕事の仕方は変わります。
ぜひご一読ください。
それでは