今回は「世界最高の話し方」の紹介になります。
あなたは、こんな経験がないですが?
あなたの言っていることがわからない?
何をいっているんだ?
意味がわからない
など、理解されないことはありませんか?
この本はそれを解決する手助けをしてくれる本になります。
さて、この解決ですが、話し方を変えることが答えです。
ただ、
正しいことを伝えるのではなく、何を話すかでもなく
相手をどんな気持ちにさせるかを考えて話すことが大事であると伝えています。
岡本 純子 東洋経済新報社 2020年10月30日頃
もし、あなたが、何かを必死に変えようとしているのならば、
下の記事もおすすめです。
お読みいただけると幸いです。
岡本純子
コミュニケーション・ストラテジスト
「伝説の家庭教師」と呼ばれるエグゼクティブ・スピーチコーチ&コミュニケーション・ストラテジスト。株式会社グローコム代表取締役社長。早稲田大学政経学部卒業。英ケンブリッジ大学国際関係学修士。米MIT比較メディア学元客員研究員。大手都市銀行、商社、電機メーカー、自動車メーカー、通信会社など日本を代表する大企業や外資系のリーダー、官僚・政治家など、「トップエリートを対象としたプレゼン・スピーチ等のプライベートコーチング」に携わる。これまでに1000人を超える社長、企業幹部に「秘伝のコミュニケーションノウハウ」を伝授。その「劇的な話し方の改善ぶり」と実績から「伝説の家庭教師」と呼ばれ、好評を博している方。
本の内容
1000人以上の社長・企業幹部の話し方を変えた「伝説の家庭教師」の全メソッドが、初めて書籍化
「雑談」「プレゼン」「説得」「説明」「ほめ方」「叱り方」、話し方にまつわる全スキルが、たった1冊で身につきます。
リモートにも完全対応! 「伝え方」「目線」「声」「しぐさ」今知りたいノウハウが満載!
仕事も日常会話も、この「黄金50のルール」でうまくいく! 話し方が変われば、人生が変わる!
こんなことが書かれているのが本書になります。
書評 愛されるために話し方を変える。ルールを知る。
この本からは4つのポイントをご紹介致します。
話し方を変えるにも、色々なルールがあります。
これは、雑談にも、説明にもルールがあります。
そこで、この本のごく一部ですが抜粋してお話をしたいと思います。
1、雑談のルール
1、質問は4種類のみ
グローバルで活躍するエリートの人たちは雑談を重要視しています。
雑談から始まる第一印象で、その後の関係性が決まるといっても過言ではありません。
この大事な雑談をものにするためのコツがこちらです。
相手に気持ちよく話をしてもらえることをゴールにすることです。
雑談は、自分が話すのではなく、相手に話をしてもらうことを意識するのです。
そこで、質問力が大事になってきます。
雑談の質問は実はこの4つを覚えておけば大丈夫です。
1、元気?、どこの出身などの導入で使える質問
2、聞かれた質問と同じ内容を聞く聞き返し質問
3、相手が言ったことに関するフォローアップ質問
4、話題を変えるギアチェンジ質問
この4つの質問を活用し、質問⇒聞く⇒質問⇒聞く⇒たまに自分の話
このサイクルを回すことが、雑談を制するコツになります。
2、自分の話をする
上で上げた、質問⇒聞くのサイクルで相手の話を広げることができるようになると
いよいよ自分の話をする番です。
ここで、やってはいけないのが、自分が話したいことを話すこと。
あくまで、雑談の主役は相手でなくてはなりません。
つまり、自分が話す番になっても、相手が聞いて楽しいかという観点を持つことが大切です。
そんなことがいっても、どんな話題ならいいのかわからないことがありませんか?
安心してください。
所詮人の興味のほとんどは、自分に関係があるものなので、
相手に関係のある話題を提供すれば、相手は聞いていて楽しい気持ちになってくれます。
それでは、相手に関係のある話題とはなんでしょうか?
それは次の5つに分けることができます。
1、身近・・・相手の身の回りにあり、親しみやすいこと
例)近所にある大型スーパーがオープンした
2、悩み・・・相手の気になっている問題
例)太っている人にダイエットの話
3、損得・・・相手にとって損になる、特になる話
例)儲け話やしらないと損する話
4、便利・・・相手にとって役に立つこと
例)これを使うと、こんなに便利になること
5、影響・・・相手にとって個人的に、社会的に影響があること
例)社内の人事異動について
簡単に言うと、相手の身近な悩みを解決し、お得で役に立ち、社会的に影響を及ぼすもの
これを満たすものが相手の聞きたい内容です。
決して忘れてはいけないことが、相手にとって、という点
自分の話が相手に役立つかは事前に考えておくほうがよいですね 。
2、説明のルール
1、13文字以内の刺さる一言
説明の秘訣はいかにメッセージをパンチの聞いた一言に絞り込めるか
話の順番を間違えないか
この2点で決まります。
ではパンチの聞いた一言をどう作るのか。
3つのステップで作っていきます。
1、言葉の棚卸をする
・・・言いたいことを全部書き出して、並べること
2、心が動く言葉をピックアップする
・・・棚卸した言葉をふるいにかけ、とくに心が動く言葉をピックアップする。
3、5つの方法で13文字程度にたたむ
・・・ここが肝心です。ただ、短くするだけではインパクトが出ないので、人の注目をひき、心を動かす言葉にする必要があります。
※13文字程度にたたむ5つの方法
①たとえ・・・意外なものに例える
例)コミュ力は人生の軌道ボタン
②数字・・・具体的な数字を入れる
例)コミュ力の必勝方程式7戦
③ベネフィット・・・相手に取って得することが伝わる言葉を入れる
例)コミュ力で生涯年収2倍に
④チカラのある言葉・・・最強、世界一、神、など強い言葉を掛け合わせる
例)直伝!世界最強のコミュ力
⑤謎・・・え?とおもわせて、後でなるほどと思わせる
例)コミュ力はのび太に学べ
つまり刺さる一言の作り方をまとめると
キーワードを抜き出してその中から選抜した言葉に
他人の注目を集める5つの言葉を加えて、13文字程度にたたむこと
これはやってみると難しいのですが、覚えるとすごく便利です。
ぜひ訓練してみてください。
2、ハンバーガー話法
次は話の順番です。
いくら素晴らしい一言でも話の順番がめちゃくちゃでは相手につたわらないですよね。
説明の場面では、聞き手が
今どこにいて、どこへ連れていくのかを示し、聞き手を迷子にしないことが大切です。
つまり、説明には正しい順番があるということです。
その順番とは、結論⇒中身⇒結論です。
この結論と結論の間(パン)の間に中身(肉)を挟んだ状態、まるでハンバーガーのような構図がこの順番の最もシンプルな形になります。
1、冒頭で結論を話す。
今日は〇〇について話します。
このように、結論にあたる一言を最初に伝えます。
例)コミュ力であなたの年収は倍増します。
2、中身
冒頭を結論で説明するため、理由と事例について話します。
例)なぜなら、コミュ力とは〇〇だからです。例えば、ウォーレンバフェットは・・・のような感じです。
3、最後
もう一度、結論を伝えます。
これが超基本の説明の順番です。
よく結論を先に伝えましょうと書かれている本がありますよね
さらに、なぜならを添えるということもポイントです。
実はなぜならを添えるだけでどんな話も説得力が大きく増すようです。
たとえばハーバード大学で行われた実験では、3通りの言い方で
先にコピー機を使わせてほしいと伝えた結果を検証しました。
1、すみません、先にコピーを取らせてください。
2、すみません、急いでいるので、先にコピーを取らせてください。
3、すみません、コピーをとらなければいけないので、先にコピーを取らせてください。
その結果、①60%②94%③93%という成功確率でした。
特に注目は③のコピーを取らなければいけないので、
これw冷静になって考えると理由になってないですよね。
つまり、どんな理由であれ、なぜなら、を入れるだけで
説得力があがるという事実を知り活用をしましょう。
3、説得のルール
1、ストーリーで共感を得る。
ロジカルに正しいことを説明するだけでは、人の心は動きません。
人はロジックだけでエビデンスをいくら積み上げても
感情がなければ、説得はできないし、共感も得られず、行動もしてくれません。
そこで、重要なのが、ストーリーです。
なぜなら、人はロジックよりもストーリーに共感する生き物だからです。
ストーリーに必要な要素は3つ。
①Before
例)実は私、1年目の時はポンコツだったんです。
②After
例)心理学を勉強して、得意先との関係がよくなり、成果がでるようになりました。
③気づき
例)ロジカルに説得するのではなく、相手の気持ちに寄り添うことが大切
この3つの要素を取り入れ自分のストーリーを作りましょう。
2、細かく説明し、イメージをさせる
言葉ではなく、絵を見せる。これを認識しましょう。
なぜなら、頭に鮮明なイメージがうかぶことで、人は感情が動くからです。
絵を見せるためには細かい描写をすること
例)彼女は私の一番の親友でした。よりも
小学校1年生の時、最初に隣の席に座ったのが、彼女でした。おかっぱ頭でくりっとした瞳
後者の細かい描写を食わることで、より鮮明に頭にイメージが湧いてきますよね。
あとは、何回もたくさんなど具体的な数字をいれること
例)売上が大幅にアップした。よりも
売上が前年比98%増、ほぼ2倍の売り上げを達成
後者のほうが説得力が増しますよね
3、協調ポイントで説得を集める
説得力があっという間にパワーアップする、
最も簡単、便利なテクニックとは、
強調したいメッセージをいう直前に魔法の言葉を仕込み、
ここは私の言いたいポイントです。絶対に聞いてください。
と相手の注目を集めることです。
魔法の言葉とは
これだけきいてください。
創造してみてくださいなど
これから、重要なことをいうから、聞いてねとうことを伝え、
一拍置いて、間によるじらしを入れること
これを入れるだけでそのあとの無いように関心が集まります。
4、プレゼンのルール
1、冒頭30秒のインパクトで決まる。
プレゼンで最も大事なことは冒頭の30秒で、どうでもいい話をしてはいけません。
冒頭で、お礼や挨拶、自己紹介をするのは、イケてないプレゼンです。
プレゼンの冒頭はインパクトが大切です。
なぜなら、冒頭で聞き手の関心をつかまなければ、
その後の内容を積極的にきいてくれようとしないからです。
ではどうすれば、インパクトのあるいい冒頭を演出することができるのか。
それは以下のポイントがあります。
①ユーモア・・・笑いは、最もハードルが高いつかみですが、とても強力です。
②サプライズ・・・想定外は戦列に記憶に残ります。
③ストーリー・・・エピソードも人の興味を引き付けます。
④質問・・・最もメジャーな方法です。
⑤告白・・・実は私、〇〇です。これだけでも十分重し織つかみになります。
これら5つの方をうまく使い、聞き手を引き付ける冒頭を演出しましょう。
2、人の印象は声で4割きまる。
いいプレゼンは声の抑揚を意識しましょう。
なぜなら、人の印象は、見た目が5割、声が4割、冒頭が1割で決まります。
つまり、冒頭よりも声のほうが印象に大きな影響を与えます。
だから、プレゼンでは声を意識しましょう。
声で重要なのは大きさではなく、抑揚メリハリです。
一定のリズムではなすのでhなく、キーワードはゆっくりと話すなど変化をつけることです。
さらにアイコンタクトを付け足すことで効果はさらに上がります。
アイコンタクトの仕方は聞き手一人一人と目線を交わしていく、キャッチボールスタイル。
会場全体を見渡したり、ブロックごとの先に目を向けたりするのではなく、一人一人と目線を交わすという点がポイント。
聞き手がこの人は私に話をしていると思えるかどうかアイコンタクトの成功ポイントはここになります。
加えてできれば、プレゼン時間の7割以上は相手を見てプレゼンできるようにしましょう。
3、自信があるフリをする
自信がある人のプレゼンには内容以上に説得力が増します。
とはいえ、自分に自信がもてない。という人も多いと思います。
しかし、自信などというものは、結局、思い込みでしかありません。
つまり、自信があるフリをすることで、自信は身につくということ
しっかりと胸をはり、体を大きく見せ、自信をもって発信する。
まずは形から実行をしてみましょう。
まとめ
世界最高の話し方という題名は伊達でなく、実に多くの秘訣がありました。
伝えるために、愛されるために、理解してもらえるために話し方を変えること、
これがポイントですが、
そのために、ルールがあることを、私はこの本でしりました。
これを実践するのはなかなか難しいのですが、
それでも、マネできるレベルに落としてルールを解説している本だと感じました。
そして、そのどれもがわかりやすく書かれていることに驚きました。
上のものは抜粋しているにすぎませんが、それでもこれだけわかりやすく
自分でもこれはできるかも!ということがあると思います。
できることを一つ一つ増やしていくことで、あなたの話し方は最高に良くなると確信をもっておすすめできます。
そして、最初に書きましたが、常に相手がいること、相手のためになること
これができれば、絶対にうまくいくと思います。
伝わる 理解される 愛される
あなたも最高の話し方をマスターして、人生をさらに良くしましょう。
それではノシ
岡本 純子 東洋経済新報社 2020年10月30日頃